株式会社柳田製作所

地域との関わりを深めながら自社の存在意義を探る

大阪の元気!ものづくり企業 柳田製作所
八尾市太田4丁目44-45

柳田製作所は、1976年、八尾市南本町に特殊車両部品製造業として創業。
消防車、ごみの収集車、散水車など、特殊車両の主要パーツ製作をはじめコンベアやタンク、送風機といった、工場設備の製作などをおこなっています。

柳田大介やなぎだ だいすけさん
株式会社柳田製作所 代表

CAMP873(キャンプヤナサン)ブランド立ち上げについて

金属を扱う製造業なので、レーザーで鉄板を切って、曲げて、溶接する仕事をしてますのでキャンプブームということもあって、今キャンプ用品も非常にアツくなってきて一度チャレンジしてみようという形で、キャンプ用品販売をしております。

やまねきマルシェ参加の経緯

やまねきマルシェに参加した経緯は、八尾市の地域イベントがあるということで弊社の「CAMP873の焚火台などのキャンプギアを一回出店してみてはどうか?」というありがたい言葉がありまして、1回チャレンジしてみようということです。

災害時の避難所におけるCAMP873の役割

その時に感じたのは高安中学校(跡地)という山の麓にある中学校を、「ここを避難所にしてはどうか?」と思って。大和川もありますし、大和川が山のほうに決壊したら、この辺りも全部浸水してしまうので、みんながそこに集って、避難所という形で。こういう寒い時にはCAMP873の焚火台で、みんなが集まって「大丈夫か?」とかいうことが出来たら嬉しいなと、感じました。

CAMP873の製品に高安山の廃材・間伐材を利用

やまねきマルシェで一緒に参加したメンバーの中に高安山の廃材を利用している会社さんがありまして、CAMP873もアウトドアギアを作ってるので、木が非常に欲しくて、そこの会社さんの廃材を購入して、弊社のアイアンギア、キャンプギアと一緒に合わせて製品化してると。
山も手入れしないと、だんだん痛んでくるというのがありますので、そこの廃材、間伐材なんかを集めてきたと。
それを利用して、一つの製品化、連携しながら、製品化しているというところです。

社内の5S活動をはじめた理由

綺麗な会社で気持ち良く仕事がしたいか、汚い会社で仕事がしたいか、という所だったんですね。
会社で働いてる時間っていうのは8時間で、1日の3分の1の時間。
その中で「やっぱり綺麗な会社で仕事したいよね」というところがスタートでした。

地元地域の清掃をはじめた経緯

5S活動も毎日、月曜日から金曜日、時間を決めて、食堂の掃除をしたり、もちろん自分の職場を掃除したり、トイレ掃除をしたり、日替わりで、ずっと曜日で区切っていくんですけど、土曜日だけ、することが無いっていうか、ポカンと空いてしまったので、やっぱり「地域にも目を向けないとダメだな」ということで、地域清掃というのを土曜日にしようと。
毎週土曜日、地域清掃しようという形で、弊社にとって「地域・社会に貢献できる企業というのはどういう事か?」というテーマをバンと出して、そこにみんなが1つずつ考えながら、自社の5S活動を上手く組み合わせて、やって行っております。

地域貢献に関する今後の展望

何かこう、大きなものが先にあって、そこに環境に向けて進んでいる訳でもなくて、地域との関係も深めながら、自社の存在意義をどう出していくかというのは今の課題で、答えというのは中々見つかって無いんですけども、「動きながら、その先にあるものを見つけ出したいな」というのが正直な所です。

協力

株式会社柳田製作所 代表 柳田大介さん