株式会社庭樹園

自然を再生する造園会社

2017.2.18

企業

八尾で庭づくりをはじめて、もうすぐ140年。
外環状線沿いにある(株)庭樹園さんにお話を伺いに行きました。
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いきなりですが、この写真、会社のどの部分かお分かりいただけますか?
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実はここ、会社の屋上なんです!
屋上にまさかの鶏。
この風景は、屋上緑化に取り組んでおられる庭樹園さんならでは。

屋上には、ソーラーパネルも。
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そんな庭樹園で今回話をしてくださったのは、代表取締役の當内匡さんと自然再生事業部長の太田博之さん(写真)。
自然再生事業部という部署があることに、すでに驚きです!
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庭樹園さんは、2017年で創立140年を迎えます。
創立当初は、信貴山のお寺で庭の改修・整備を行っていたそう。
今では樹木の生産は主流ではないものの、当時は高安山でたくさんの樹木の生産までされていました。
だから、今でも高安山にはたくさんの珍しい樹木があるんですね!


その後、現在まで、公共工事や府営や市営の公園管理なども手掛けてこられました。
そんな中で、平成4年ごろから始まったのが屋上緑化。
今ではよく見るようになったこの屋上緑化ですが、今から20年以上も前から取り組んでおられたとのこと!
屋上緑化だけではなく、壁面緑化なども進められているそうで、色んな施設の緑化に携わっておられます。
環境面では、大きな樹木でも植えることのできる屋上緑化は効果的だそう。
特殊空間緑化
そうやって街に緑が増えることで、温室効果ガスを吸収してくれて、温暖化の防止にもつながります。
もちろん、見た人の心も癒してくれますし、これからも増えていってほしいですね!

そんな庭樹園さんに自然再生の部署が出来たのは、いまから7年前。
実は、このチャレンジ80のホームページで以前にご紹介した環境アニメイティッドやおと庭樹園さんの出会いも自然再生に力を入れ始めたきっかけのひとつだそうです。

それに、以前に紹介した八尾北ビオトープ研究会のグラウンドをビオトープにしようと提案したのも庭樹園さんだそうで、グラウンドをビオトープに変えた当初の整備にも携われていたそうです。

企業、団体の枠を超えて環境アニメイティッドやおでつながっておられるんですね!


庭樹園さんでは、そういった経験も踏まえて、現在では、奈良学園中学校高等学校の里山整備にも入られています。
奈良学園では、田植えや稲刈り、しいたけのほだ木づくりなどを実施。
環境教育のサポートもされているそうです。
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それ以外にも、ホタルの生息する川を再生したり、樹木医として活動をされたり、幅広く活動を進めておられます!

全国的にも珍しい、自然再生の部署を持つ庭樹園さんにこれからも目が離せません!